2020年5月30日土曜日

世界から美しい服が消えても






5月もラストウィークエンドですね
今週末の土・日もセミナーのお申し込みがあり



最後に駆け込んできてくださった方々へ敬意を込めて
お迎えするべく金曜日に髪を切りに行きました



私にとって髪を切ることは
エネルギーのチューニング的な枠割があります



ピシャリっと髪をチューニングしてくれる美容師さんは
20年の長い付き合いの方で




今回の髪型は「60年代フランス女優的な」
という事(知らぬ間に)に、仕上がってました


コケットなボブスタイルにウフウフとご機嫌で帰り道を歩きました




すると女性達に何があったのでしょう
全ての装いが、フワッとゆとりがありロング丈です





目の前の世界から、美しい服が消えていました





久方ぶりのラッシュアワーの街では
タイトなスカートでハイヒールの姿の私は孤島の人



12センチのハイヒールは絶滅種ぐらいの勢いで
それはもう皆、ハッ!と足元を見る



そんな事には今更ひるまないのに
いつもとは違う気配の視線を多く感じました




そして女性達の両手には沢山の荷物があり



風が吹くと、左右に持つビニール袋やエコバックが
パサパサとたなびく姿がありました



という私も小さなハンドバック一つで出かけたつもりが
家路へと向かう頃には左右からパサパサと音がしてます




それは家族で食べる美味しい食べ物や
小さな文房具などの日用品達



私達を幸福感で満たしてくれるものNO1
今は、食べ物なんでしょうね



バスに揺られながら街で見かけたファッションや
膝に乗せた荷物に多さにシンミリとなり



皆とても日々に疲れていて
激しい変化の大変さを深く感じました




ファッションって政治・科学・経済とつながっていて
今の自分の物語を構築し発信するのが洋服の役割です




気持ちを癒す、そんな服装を求める時期が
しばらくは続くのかもしれません



でも誰にだって、美しさを感じる心はあり続け
奥深くにしまい込んでいるだけです



少しずつ引っ張りだして、元気を取り戻し
美しい服を思い出したくなるような


そんなお話をまた6月のセミナーで行います
どうぞお楽しみに




9Neuve 貴子




0 件のコメント:

コメントを投稿