2020年4月6日月曜日

オシャレの壺「ファッションの彫刻家③」


最終回となりました
「ファッションの彫刻家③」


今回は、アライアのボディコンシャスな
服の作りについて紐解いてゆきましょう




アライアのニットのドレスは
立体的に編んで作られており



肩や脇に継ぎ目が見当たりません
ニット生地は5ミリ位の厚みがあり


その厚みのある伸縮性には強弱があり
強くシェイプアップする部分もあれば
なだらかに伸びる部分と作られます




それはワンピース全体が
まるでコルセットのような作りで


全体をカッチリとシェイプしてくれます
(着脱用にバックファスナーがあり)



私はパリのヴィンテージショップで
アライアのロングのフレアスカートに
手を伸ばしその重さに


度肝を抜かれました


当時はひどい腰痛・肩こり持ちで
その衝撃的な重さに


腰がもげやしないかさえ思ったのですが


優美に広がる丈の長いスカートは
さざめく波のように揺れ


その美しいシルエットを
スカート布だけで立体的に表現するって
かなりの量の糸で編み上げているのです



緊張感がみなぎる重さを感じました



今でもフランスでは
アライア生前のコレクションの人気は
衰えず高嶺の花です




その理由は
デザインがシンプルで
余計な装飾が少なく使いやすい


高度な技術で作られているので
経過に耐え長く愛用できる
「投資になる服」と言われています



ママンのアライアを狙う
若いパリジェンヌも多く
その魅力は引き継がれています



ティファニー嬢はどうなるでしょうか


実はパリでは
6月28日までアライアの展示会の開催が・・・



「Alaïa et Balenciaga Sculpteurs de la Forme」
(アライアとバレンシアガ、ボディシェイプの彫刻家)



今は閉館ですので
美しき展示画像をお楽しみ下さい



こちらはバレンシアガですね




9Neuve 貴子

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