2015年夏 私はパリで帰国が近くなり
思い倦ねていた
1ヶ月滞在で仕入れが順調に終わり
手元に残ったお金でご褒美を考え
ご機嫌でリストを書きながら電卓をはじいていた
①新作の MONCRERダウン
②ロンドンへ2.3泊旅行
③Hermesのリネンシャツ
④Maison Margielaの足袋ブーツ
⑤フランス古城巡りツアー
⑥ASAMI PARISのハイヒールレッスン
①が有力だけど④も捨てがたい
が、急な仕事の軍資金となりささやかに⑤を楽しんだ
4年前の私は
興味はあっても「歩く事」にお金を出す事に躊躇した
しかし2年後、ひどく後悔する
なぜ、ハイヒールで歩く度
・足指に激痛が走るのか
・右のヒールばかり削れるのか
・オーダーで作るハイヒールさえ歩けない
パリで書いたリストを思い出し「歩く事」
ハイヒールレッスンに時間とお金を投資する事にした
すると、その「なぜ」は「なるほど」となった
頭で論理的に納得もできるが
レッスンを受けていると身体を持って腑に落ちる
それは、サリバン先生がヘレンケラーの手に水を注ぎながら
指文字で「water !」と認識させた時のように
歩く度、身体が反応すると論理が
頭の中を巡り衝撃が走り「快」の感情となる
この瞬間、これが「美しい」事だと
内なる自信となる
だからハイヒールレッスンは資産価値がある
この価値を紐解いてくれるハイヒールの美しきサリバン先生
(ハイヒールコーチ)は19名となる
2015年から2019年の間に
美しく正しく歩く論理は19箇所で学べるようになりました
とりわけ美しく歩く人がいたら
それは「Team: ASAMI-PARIS」の誰なのかもしれない
その時が This is it
9 Neuve 貴子