「AMELKIS」makiさんがバカラ美術館について
ブログで美しく綴られており
ひと時、懐かしい気持ちになった。
メインのボールルームのが写真撮影禁止とあり
つらつらとあの空間に思いを馳せては
長き時の流れをしみじみと感じる
以前は、荘厳で煌びやかな空間で
ベルバラ気分の写真撮影を堪能できたのだ
私のパリ生活の密かな目的は
美術館・エキシビジョン巡り
むさぼるように絵を見ている日もあり
日本語・中国語が堪能な友人マダムHからは
「あなた貴子じゃない ミュゼ子さんです」
ほとほと呆れながらも
感心されそう呼ばれていた
(musée(ミュゼ)美術館)
斬新で過激な現代アートや
ちっとも理解できないコンテンポラリーアート
何度見ても心を揺さぶる
モネの睡蓮の美しい色
その色遣い・形・音は
今でも心の引き出しに
静かに眠っている
前ブログ「マーシュのかご」で書いていた
「パリ美術館紀行」がある編集者の目にとまり
旅行サイトで何度か美術館の記事を書いていた
ちょっと斜め目線な記事もあったが
なぜか高評価で人気が出だした頃
大人の事情で旅行サイトは閉鎖された
今は、「マーシュのかご」のブログも
閉鎖が迫っているので
このブログでパリ美術館紀行を
リニューアルUPしていきます
よかったら お付き合いください
9Neuve ミュゼ子
「音のない世界について書いてください
音がしない生活を過ごして下さい」
菩薩のような
たおやかな微笑みで師匠が言う言葉
美しい旋律のように聞こえたこの課題
実情は戦慄の言葉だった
自称「音のしない生活」が
水曜の夜から幕を開けた
後々、このミッションのハードさに震える
・・・木曜日・・・・
そろりそろり、音を消す事に集中
猫背のイーサン・ハントになっている。
(↑ミッションインポッシブルのトム・クルーズ)
静寂さには遥か遠き2日目の我が夜
・・・金曜の夜・・・・
そうじゃないよと頭を振りながら
ああ何でしょうと考え悶々
苦し紛れに「麗しのサブリナ」鑑賞
・・・・土曜日・・・・・
オードリーを真似て
美しい指先の動きを意識するが
気取った人にしか見えず
心が伴わない仕草には静寂さがない
「麗しのサブリナ」のボギーが醸し出す
「間」のある動きに思いを巡らせる
・・・・・日曜・・・・・
ボギーの「間」=「静寂」のある動きを
イメージし動作をコントロールしてみる
しっくりくるが優雅さが足りない。
・・・・月曜・・・・・・
うちから染み出るような
美しさにを感じてみようと
ボギーと今の自分から
一番遠い物を取り入れてみた
「枕草子」を読み始めた
迷走しているようだか
脳の反応は悪くない
・・・・火曜・・・・・・・
「音のない世界」を過ごし一週間
初めは、静寂を自分で
どうコントロールしていくか考えていた
でも、ボギー辺りから
コントロールではなく
一瞬一瞬に心をどう込めるか
感性を研ぎ澄ます事
心の奥で何を感じるかが
ポイントになった
「枕草子」で感性をリスペクトし
「間」を内面から醸し出していこう
男性であれ女性であれ
「間」がある身のこなしは美しい
奥行きのあるオーラーには「静寂」がある
9 NEUVE 貴子
Louboutin が私の元へとやってきて一年がたった
ショコラベージュの10センチの
Christian Louboutin
彼女はまろやかな美しい色味でノーブルな雰囲気
しかし、さすがはルブタン
しっとりとした美しい外見と裏腹に
怠慢な歩きなどは
これっぽっちも許してはくれない
一年の月日をかけ
私と彼女は鼓動を合わせ
最近は仕事や外出は彼女オンリーになった
ASAMIさんが言うように
このハイヒールは私を時折、謙虚にしてくれる
毎日を一緒に過ごすようになり
初めてその意味が深く理解できた
この今の着地はそっと丁寧だったかしら?
その膝の動きは滑らかで美しい?
今、自分が何を感じているのか
彼女は 瞬間、瞬間を私に問いかけてくる
自分が歩きをクリエイトするなど
考えもしなかった
彼女と過ごす日々の中
ままならぬ事で、戦闘態勢に入ねばならぬ時
彼女は、ピンと弾くように背中を押してくれる
それでも、深い霧に包まれ
雑に過ごしてしまいそうな時は
「美しさに敬意を払いながら歩いて」
と彼女は凛と言い放ち
身体の軸と心の軸を思い出させてくれる
「あなたは
私を履いているのだから
美しく歩けるはず」
そうして、一つ山を越えた時
心に小さな火が灯るように
感謝の気持ちが溢れてくる
ハイヒールの哲学を知る事で
「知を愛する」扉が開かれた
ショコラベージュの彼女と
この世界を読み解いて行こうと思う
そして、いつか誰かに伝える為に
9 Neuve 貴子
妊娠期・産後のハイヒールについて
私の周りの元妊婦・産後の女性
(30~40代の友人達)にリサーチをしてみたら
ちょっとナイーブなご意見もいただいた
・産後、ファッションが激変し
路線を変更せざるを得ない(現在進行中)
・骨盤矯正体操もしっかりしたのに
子宮脱になり大変だった
女性としての自信をなくしそう
・骨盤をカ―ドルやベルトで整えているけど
戻るか不安 妊娠前の自分に忠告したい。
つくづく感じたのは
妊娠期・産後であっても
適切な筋肉の身体の土台がなければ
日々の健康に支障をきたす
だからこそ
これから妊娠を望んでいる方こそ
ハイヒールレッスンをオススメしたい
自分の身体でありながらも
コントロール難しくなる妊娠期に向け
正しい歩き方の知っている事は
女性にとって大きな助けとなり知識となる。
これは産後の身体回復の
大きな分かれ道となる
健やかな身体があってこそ
大切な家族を慈しみ
自分が好きなことを愉しみ
自分を愛する事ができる
母として女性の美しさを楽しむ事は
決して不可能ではないし罪ではない
ハイヒールレッスンで
「美しさ」のスパイスを
感じてほしいと思う
9 Neuve 貴子
妊娠期・出産後のハイヒールレッスンについて
ASAMIさんの説明を聞いていたら
フランス人女性の妊娠・産後事情が
懐かしく思い出された
私自身は妊娠・出産をしていないが
パリの知人達から見聞きした話しが
たっぷりとあり、ちょっとした耳度島なのです
そんな彼女達から色んな事を聞いた中で
最大級の目からウロコは
骨盤底リハビリ・キネ(Kiné)の存在だった
キネの最大目的は
「産後のメイク・ラブの為よ!」と
満面の笑みで力強く言われ
どおりで出生率が抜きんでて高く
どおりで産後の体型回復が早い
女性が美しくある矛先がシンプルに直結する
愛の国フランスらしいなあと
その微笑みを見て、心底納得した
美意識のマインドのスイッチはそこにある。
で、そのキネの実態は
お産で緩んだ産道のエクササイズを
療法士から指導してもらう
時に弱電流刺激を流し産道の筋肉を強化する。
これらは保険カバーされ無料。
フランスでは夏のヴァカンスの終わり
季節が変わり寒さをます頃
妊婦をよく見かける
街中で祝福する姿を見かけたり
久しぶりに会う友人のニュースを聞いては
賑わいホッコリしたものだ
ヴァカンスを楽しみ愛を謳歌したら
新しい生命を授かる
人が、生き物らしく生きる姿には
ごく自然で素朴な喜びがあった
さて妊娠期・産後のハイヒールである
日本では、タブーのような扱いなっている
個人のライフスタイルによって
ハイヒールを楽しむ自由があっても
よいのではないかしらと思うが
世間一般はそうもいかないらしい
長くなったので続きは、
明日「生きとし生けるには②」へ
À demain!